指圧とは
指圧(しあつ)とは日本独特の技法であん摩・マッサージのように「もんだり、たたいたり」せず、手指や手掌で体表に「圧」を加える技法です。圧反射により神経・筋に対して作用させることを第一義とし、大正時代にアメリカの整体療術の理論と手法を取り入れて体系化され、その知名度は海外にまで普及し、今では英語で「SHIATSU」と呼ばれるほど、海外での認知度も高くなった手技療法です。そして、人間に生まれながらに備わっている免疫力や自然治癒力を高めることにより、病気の予防や健康な身体づくりを目指しています。
指圧の効果と特徴
指圧は母指又は四指で押圧することを中心とし、皮膚面に対して垂直に加圧する、一定強度に押圧した圧を緩めずにそのまま一定時間持続する、患者の意識や状態を集中して感じ取るといった指圧の三大原則を基に施行します。指圧することに帰結される効用として、筋肉の疲労物質を除去し、筋肉を正常化し、体の均衡を保つことを目的に皮膚機能の活発化、筋組織の柔軟化、体液循環の促進、内分泌の調節、骨格の矯正、消化器系の正常化などの効果が起こるとされています。
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手や指のみを用いて機械器具、薬物などは使用しない
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筋肉のこり・痛みを取り除く
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身体の歪みを矯正・調整・改善する
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極めて安全で副作用がない
指圧の適応症状例
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肩こり・首の痛み
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腰痛・産前産後の腰痛
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頭痛・偏頭痛
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鼻づまり
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生理不順・生理痛・更年期障害
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不妊症
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ストレス・不安症・不安障害
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不眠症
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疲労
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寝違い
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坐骨神経痛
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関節炎の痛み
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手根管症候群
指圧療法は、疾患および日常的な身体の不調の改善・慢性化した障害のケアと改善・健康の維持・管理と疾病の予防・スポーツなどの体調向上の支援などの現代社会の多様化する「健康」のニーズに、様々な形で貢献することができます。
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むち打ち症
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喘息・呼吸器疾患
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消化器障害(下痢・便秘)
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うつ病
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自律神経失調症・冷え性
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筋骨格痛(骨、関節、筋肉障害)
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線維筋痛症
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筋肉の硬直を軽減
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健康肌を維持
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内臓機能を正常化
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良い姿勢を維持
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関節可動域の拡大
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スポーツ損傷の予防、緩和、改善
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自然治癒力を活性化する
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免疫力を高める
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反射作用により内臓の機能を改善する
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新陳代謝を促進し血行を改善